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重要問題集の歩き方 '2013 vol.24 化学Ⅱの有機化学 (前半)
「重要問題集の歩き方」では、実戦 化学I・II重要問題集 2013年効果的な使い方について解説しています。

 目指せ、重問マスター!!

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読者の皆様、お久しぶりです。長い間更新をストップしておりましたが、その間も定期的に当ブログを訪れて下さる方がいらっしゃいました。多忙な身ではありますが、これからも更新は続けていくつもりです。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

 前回は化学Ⅱの無機分野についてお話しました。

今回は 化学Ⅱの有機の分野 についてです。


 化学Ⅱの有機はいわゆる高分子(polymer)についての内容です。

主なテーマを列挙してみると

 ① 糖類

 ② アミノ酸、たんぱく質

 ③ 日用品
  (1) 繊維
  (2) 染料
  (3) 樹脂
  (4) ゴム
  (5) セラミックス
  (6) 石鹸、洗剤
  (7) 医薬品
  (8) 肥料

 ④ 生化学
  (1) リン脂質(生体膜を構成する分子)
  (2) 核酸(DNA,RNA)
  (3) 代謝(ATP,アルコール発酵、呼吸)
  (4) 酵素

という具合になります。

 化学Ⅱの有機は暗記事項ということで済ませてしまうことが多いため、2次試験では出題されない大学もあります。過去問を見て傾向を調べて、勉強の必要があるか確認しておいて下さい。

 特に出題の比重が大きいのは、① 糖類、② アミノ酸・たんぱく質④(2)核酸、(3)代謝、(4)酵素ですね。特に④の生化学は生命に関する化学で、特に難関大・医歯薬で近年出題率が上がってきているようです。


 テーマごとに概略を説明してまいりましょう。

 ① 糖類は、構造式を見せてどんな糖であるか、性質がどうであるか問われるので、六員環の構造式(いわゆるHaworth投影式)を見て名称や性質(還元性の有無など)を言えないといけません。難関大になると鎖状構造のFishcer投影式を見せてくる場合もあります。他には、多糖類を加水分解して生成してくる単糖類の量や種類などを聞く問題もあります。

 ② アミノ酸、たんぱく質は、双性イオンになるという性質から、それを利用した電気泳動や電離平衡と絡めて出題されることが多いです。他にはポリペプチドを切断してアミノ酸を定性する問題もあります。また、重問には載っていませんが、緩衝液にアミノ酸を溶解させてイオン交換樹脂に吸着させるクロマトグラフィーの問題も、国公立の理系レベルでは出題されます。

 ③ 日用品の分野については、深い内容までの出題はあまり見られず、知識事項の穴埋め問題が出来るようになっておけば十分であることがほとんどです。ただし、理系の学部だと専門的な内容を突っ込んでくる可能性もあるため、必要があるようでしたら図録などを使ってしっかり勉強しておくこと。

 ④ 生化学の分野は生物とも関連してくる内容で、生物選択者はこの分野では有利でしょう。やはり医歯薬系の学部を目指すならば、この内容の勉強は必要になってくるでしょう。ただ知識事項を穴埋めできるだけでなく、構造式を見て性質が言えることが必要です。他の分野との兼ね合いについては、核酸のリボース部分は五炭糖なので糖類と核酸が絡めて出題が予想されるし、酵素は本体がタンパク質であることとの融合や、酵素反応と反応速度(ミカエリス-メンテン機構)が絡めて出題されたりします。


 今回の説明は以上とします。

次回は、具体的に重問の問題番号を分類してまいろうと思います。
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