大学入試・受験化学の勉強を応援してます。ブログ
大学入試で化学が必要な受験生のためのブログです!入試問題の解説や受験テクニックについての記事を書いています。内容についてのご質問・ご指摘等あればいつでもお待ちしております。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.2 理論化学(化学Ⅰ)について
「重要問題集の歩き方」では、実戦 化学I・II重要問題集 2013年効果的な使い方について解説しています。

 目指せ、重問マスター!!

実戦 化学I・II重要問題集 2013年実戦 化学I・II重要問題集 2013年
(2012/11)
不明

商品詳細を見る


 前回は、重問の全体を眺めて勉強の指針についてお話ししました。

前回の内容をおさらいすると、
 ①最初は化学Ⅱの内容を含んだ章、問題は飛ばす。
 ②まずは、第1章から順に解いていく。

以上のことは、初めて重問を使って勉強を始める方を対象にしています。以前解いたことのある方なら、既に頭に入っている分野もあるでしょうから、そこは各自の裁量で飛ばすなどして下さい。


 今回は理論化学の分野に絞って概観しようと思います。

重問の表紙をめくってINDEXをご覧下さい


 前回もお話した通り、化学Ⅰの理論分野の章は1~3、7、9、10章であす。

以上の章をさらに細かく分類すると、

 1~3章:原子の構造について
 7章:熱化学
 9章:酸塩基反応
 10章:酸化還元反応


という構成になっています。

 1~3章は「原子の構造」についてです。

1章では、原子を細かくすると電子などの粒子が含まれ、それが増えたり減ったりするとどうなるかという話。
2章ではその重さ(原子量)について。
3章では分子内の原子同士の結合についての話です。

この中で3章は化学Ⅱの範囲の知識が多くなります。化学Ⅰでは「結合の正体は電子対である」ということを習います。それを化学Ⅱでは、実際に原子のまわりにどのように電子が配置して、どれが結合に関与しているか(Lewis構造式)を考え、また結合により形成される結晶格子について考えるようになります。分子の極性についても、化学Ⅰでは丸暗記だったのがLewis構造式を習うことで、分子の形・極性を予測できるようになります


 7章は「熱化学」について。

「熱」というと、「熱い」「冷たい」と思う方が多いですが、ここでいう「熱」はエネルギーの一つの形です。つまり、熱化学の本質は、エネルギーについて扱う分野であるということです。なので、他の分野で学ぶ原子・分子の結合や、反応の理論などとは一線を画している分野です。詳細は第7章について説明する際に。


 9章は「酸塩基反応」について。

いよいよ化学らしく、物質がどのように「反応」するかについての話に入ります。高校範囲で酸・塩基といえばアレニウスの定義によるものと、ブレンステッドの定義によるものがあります。それぞれどのようなメカニズムで反応しているかどの物質がどのくらいの酸性の強さであるのかを理解する必要があります。

そういった反応の理論を理解したうえで、未知物質の定量を目的にした中和滴定実験の話、そして実際に実験をした結果をグラフにした滴定曲線の話が主なテーマになります。化学Ⅱでは弱酸・弱塩基の電離平衡の話が出てきて、二次試験でも頻出のテーマです。


 10章は「酸化還元反応」について。

この反応は酸塩基反応とは違うメカニズムで起こる反応です。酸塩基反応がH+をやりとりする反応であるなら、酸化還元反応は電子e-をやりとりする反応です。これにも物質ごとに酸化力の強さが存在します。

反応を応用した滴定実験滴定曲線も出てきて、その部分は酸塩基反応と似ています。この分野特有の考え方の一つに酸化数というものがあります。これを追うのも一つのテーマとなります。

また、電子e-をやりとりするということから、電池電気分解すなわち電気化学の内容もこの分野に含まれます。実際の酸化還元反応とは若干溝がある感がありますが。


 ・・・というような感じになっています。

何はともあれ、物質の根本である原子について押さえる必要があるので、第1章から解いていくのが無難と言えるでしょう。

1~3章は順に解いていった後は7、9、10章ですが、これらはそれぞれ独立していると考えても良いので、3章の次は3つの中ならどこへ行っても良いでしょう。

実際の入試問題では、熱化学は酸塩基・酸化還元の反応式と絡めて出題されることがあるのですが、重問ではそれらの反応の理論を押さえていなくても熱化学の問題が解けるように構成されています。


 今回は化学Ⅰの理論分野の問題を解く順序についてお話しました。

次回は、無機化学の分野についてお話しようと思います。


参考になりましたら、拍手ボタンをポチッと♪
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://jukenchem.blog.fc2.com/tb.php/66-c4017073
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。