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二次試験対策としての化学Ⅰ vol.3
 受験生の皆さん、お疲れ様です。いよいよ明日から週も明け、二次出願について動き始めるころですね。今日はとある書店へ行ってきたのですが、赤本を手に出願する大学を練っている受験生の方々を多く見かけました。その努力が幸運を呼び寄せるのです。

 さて、化学Ⅰの二次試験対策の無機分野、有機分野について語ったので、理論分野についてお話します。

 理論分野の最大のヤマ場は滴定実験です。中和滴定、酸化還元滴定の2つがありますが、それぞれ酸塩基反応・酸化還元反応を利用して、既知の濃度の試薬を用いて対象物質の未知の濃度を求める問題です。簡単にいうと、その物がどれくらいの濃度か試薬を使って調べようというのです。

 これは裏事情的な話になるのですが、滴定に使われる試薬というのは、実は決まっています。問題集をたくさん解いている方は気付いているかもしれませんが、よく出題される試薬というのがあるのです。これは何故かというと、滴定法というのは厳密に決まっているからです。どんな濃度の試薬をどのように使うかまで、細かに定められています。
 たとえば、薬剤師の法律である日本薬局方には、医薬品の滴定(定量法)が定められています。その定められた試薬は"標準品"と呼ばれ、それを使わない滴定は邪道なのです。法的に根拠を持たないわけですから。(詳しくは大学に入ってから「分析化学」という科目で習って下さい。)
 だから基本的に出題される試薬は、その法律で定められている試薬の中から高校生にも分かるものが選ばれることが多いのです。適当に選んでいるわけではないのです。だからこそ、出題に偏りがあり、そういうものを二次本番前に解いておけば対策につながるのです。一つの例が、過マンガン酸カリウムに対するシュウ酸イオンの酸化還元反応。これは法律で定められているわけではありませんが、大学の教科書に出てきます。もちろん、高校でも習う範囲ですので出題されます。他にはCOD滴定などは水質調査で行われており、有名です。
 他には、伝統のある滴定法の試薬もよく出題されます。例えば、モール(Mohr)法、ボルハルト(Volhard)法、ウィンクラー(Winkler)法など。これも「分析化学」の教科書に載っています。出題者は大学の人間なので、そういう所から取材するのです。

 間違っても、今から大学の教科書を買って読もうなどとは思わないで下さい。とても時間が足りません。実験操作の意味、やろうとしている意図が分かれば応用が利きます

 問題の解法の流れを覚えるのでなく、どの物質とどの物質を反応させて量を合わせているのかを追うことが滴定問題を攻略するポイントとなります。
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