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センター試験対策の追い込みのコツ
 今日は、残された時間でできるセンター試験の勉強法についてお話ししようと思います。

まずは僕自身の体験談から。僕は私立の高校と某大手予備校に通っていましたが、この時期は学校でも 予備校でも センター試験 の過去問や 模試の過去問、 あるいは過去のセンター試験予想パックの問題が配られて、演習しては答え合わせをして間違ったところを解答を読む という作業の繰り返しでした。化学に限らず、他の教科でもそんなことの繰り返し。

「センター試験は設問が特殊だから慣れも必要」というのは分かりますが、そうして演習を繰り返して点が上がる人はごくわずかでしょう

解いては穴が見つかり、その穴を埋めて次に挑戦するも、また穴が見つかったり。穴を埋めたと思っていると、また穴が開いていたり。結局「3歩進んで2歩下がる」を繰り返すだけなんです、大半の受験生は。

でも、あまり身になっていないような気がしていても、不安の中それを繰り返すしか出来ないんですね。


 僕もそんな哀れな受験生の一人でした。


 教える側からすれば、演習形式の集団指導ほど楽なものはありません。基礎はあることが前提だから、ただ演習させて答え合わせさせていればいい。単元ごとに問題を選んでやる必要もないし、解答解説もコピーして配ればわざわざ喉を枯らせて声を出す必要すらない。素晴らしい、楽チンです。生徒が忙しいときほど教師は楽というのが、教育現場のアンビバレントの1つでしょう。

もちろん、その方法は間違ってはいません。基礎は今までの授業で固まっているはずなんだから、あとは演習して慣れるしかない。

でも、フタを開けてみると苦手な教科は基礎がまだ不完全。「ってか基礎ってどこからどこまで?」と悩んでいる生徒までいる始末。

もちろん、ちゃんと伸びてきている生徒もいるから、その生徒は訓練を積めば積むほどいいが、そんな生徒は教室の中で3割いるかいないかぐらいじゃないでしょうか。

 教える側としても、バラバラのレベルが混在してなおかつ不得意分野もバラバラなクラスは教えようがない。個別に質問対応するにも限度があるでしょう。

結局、根本的解決など望めるはずもなく、ひたすら詰め込もうとして身にならない。だから余計に不安が積もり、体調を崩す子まで出てくる始末。

そんな形骸化して中身のない学習をこの時期に繰り返すのは、本番において敗北を決定付ける一因になりえます。(もともとは計画的に勉強できなかった自分の責任ですよ)


 さて、お説教はこれくらいにして、ではその負のスパイラルから抜け出すにはどうすればいいか?についてお話しましょう。

まずは、既存の路線や周囲の悪い流れからキッパリ外れる決意をすることです。演習を繰り返しているのに伸びていない実感がある人は、思い切りを良く。惰性で解いても無駄です。

 でも、授業中など強制的に演習しないといけないときはどうするか?

そういうときは、満点を目指すのでなく、単元別に細分化して自分で目標設定をして臨みましょう

たとえば、有機分野で足りていない知識を事前に勉強して臨み、それをクリアすればOKとする‥などです。

テニスなどの個人スポーツをやっている人なら分かるでしょうが、1つの練習試合を終えて次回きっちり修正できるポイントはせいぜい3つくらいでしょう。本番まで時間がなくてもそれを積み重ねていくしかないんです。

 なかにはこう思っている人もいるかもしれない。「模試の問題や過去問の良問を解いておけば、本番で似たような問題が出て解けるかもしれない」と。

でも結局、詰め込んだ内容ってきっちり理解できてないと、本番で類題と出会っても「あ、これ見たことある!でも、どうやるんだっけ…」というパターンに終わるだけなんです。一回解説を読んでインプットして分かった気になっても、自分でアウトプットできるようになっておかないといくらやっても意味がないんですよ。

実はかくいう僕も、二次試験本番でヤマを当てたことがあります。英語の試験で、事前に読んでいた英単語がそのまんま出たので、文の和訳が簡単に分かったことがあります。でも、それは単語ですからね。知識があるかないかだけの勝負だから、話は簡単。化学はなかなかそうは行かないでしょう。

そもそも予想問題が当たって解けるというのは、勉強をきっちり積み重ねてきた人に与えられるご褒美です。最初からヤマを狙っていくのは勝つ望みの薄いギャンブルに過ぎません。


 今までの話をまとめると、とにかく焦って問題ばかり解かないこと。定着のための作業を自分ですることが大事です。

理想は、今まで作ってきた「まとめノート」や授業中に書いたまとめを整理し、そこに演習で出会った細かい事項を書き加えていく

でも、化学が苦手な人は自分でまとめノートを作ることも出来ていない状況でしょう。それでも、必ず今まで習ったことを自分なりの形で整理すること。

当たり前ですが、特に自分の苦手な部分からやること!人間は不安を感じると、自信を保ちたいために既に得意とすることをなぞってしまいがちです。でも、それはハッキリ無駄です。得意なことは試験直前の休み時間に少し見直したらいい。前日までは少しでも×を○に変える努力を続けて下さい。

これがセンター試験前にできる最後のアドバイスです。裏技テクのような変な方法論や、形だけの自己満学習に惑わされないように、ここが踏ん張り所ですよ!

 それでは良いお年を。
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一年はあっという間ですね。
 ご無沙汰しております。受験生の皆さんは、センター試験・私大受験に向けての追い込みで忙しい時期でしょう。

 今年は本業の方が忙しく、また高3生の化学を担当する機会がなかったこともあり、なかなかブログを更新するモチベーションが上がらず、期待して頂いた方々の期待を裏切る形となってしまって申し訳ありませんでしたm(_ _)m

 私事で恐縮ですが、来年度から私立医学部の受験生を専門にした個別指導の塾に勤務させて頂けることになりました(科目は化学ではなく、数学ですが・・)。塾のテキストの改編を依頼されてしまい、そのネタ集めや他の仕事に奔走している今日この頃です。


 今日は、受け持ちではない個別指導の生徒からセンター化学の計算問題の質問がありました。今は高校入試の受け持ちが多いため、センター試験が近付いているという実感がなかなか湧きませんでした。

質問の内容は化学基礎のレベルで、毎年センターに出題されるような単位換算の典型問題でした。が、やはり日頃から公式や解法の暗記に頼るような勉強をしてきた生徒にとっては、いくら演習しても自信が持てないテーマなんだろうな、とよく感じます。

 今年から課程が変わるので、センターの出題の内容に関して詳しいことは言えませんが、旧々課程の化学ⅠB(2005(H18)年以前)の出題が参考になると個人的には考えています。気体や結晶格子などの演習には良いでしょう。

 古いセンター試験の問題は、過去問集や東進のHPで見ることができます。

 年末年始は時間がありそうなので、明日はこの時期のセンター試験に向けた勉強法について自分の経験を交えて書こうと思います。最後の追い込みに追われる受験生が多いですが、そこで陥りがちな罠についてお話するつもりですので、勉強の合間に読んで頂けると幸いです。
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