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重要問題集の歩き方 '2013 vol.26 第20章 実験器具
「重要問題集の歩き方」では、実戦 化学I・II重要問題集 2013年効果的な使い方について解説しています。

 目指せ、重問マスター!!

実戦 化学I・II重要問題集 2013年実戦 化学I・II重要問題集 2013年
(2012/11)
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 前回は化学Ⅱの有機化学についてお話しました。

今回は最終章である第20章で取り上げられている実験器具について整理していこうと思います。


 実験器具についての知識は、毎日実験を行っている研究者にとっては常識であっても、化学実験をほとんど行わない高校生にとってはなかなかイメージが湧きにくいものでしょう。

入試で頻出な実験器具については、重問の中でもこれまでにいくつか取り上げられています。

 ○滴定実験に用いる実験器具、操作方法 【127】
  → コニカルビーカー、メスフラスコ、ホールピペット、ビュレット

 ○有機化合物の組成分析装置 【203】 

 ○塩素の製法 【161】


上記3つ以外でも重要なのが第20章に取り上げられているものです。

問題ごとにまとめてみると、

 ○試薬の保存方法
  【256】 


(無機化学実験)

 ○気体の製法
  【257】→【258】


(有機化学実験)

 ○エチレンの製法
  【261】


 ○エステルの合成
  【263】

 ○繊維の合成
  【262】


(その他)
 ○キップの装置、ふたまた試験管
  【259】 

 ○蒸留装置
  【260】


上記のうち青文字のものは入試でも頻出です。それぞれの実験の原理、器具の選択方法や使用時の注意点を押さえておきましょう。

 また、重問に載っていない器具としては、有機化合物の分離(【198】,【202】)で用いられる「分液漏斗」については押さえておきたいでしょう。奈良県立医大の2012年【3】が良い問題です。奈良県立医大の過去問は、メディカルラボのHPで閲覧できます(要登録)。


 この「重要問題集の歩き方」では、26回に分けて「実戦 化学I・II重要問題集 2013年」の効果的な使い方について考察、説明して参りました。

今回を本講座の最後といたしまして、また新たな講座を掲載して参ろうと思います。

今後も当ブログをよろしくお願いします。
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重要問題集の歩き方 '2013 vol.25 化学Ⅱの有機化学 (後半)
「重要問題集の歩き方」では、実戦 化学I・II重要問題集 2013年効果的な使い方について解説しています。

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 前回は化学Ⅱの有機分野の概略についてお話しました。

今回は重問に載っている化学Ⅱの有機の問題を整理していこうと思います。


①糖類についての問題は
 【226】→【230】 
の2問が載っています。

 一般的なレベルなら【226】を解ければ及第点、難関を目指すなら【230】のような構造式の羅列に臆してはいけません。性質を問う問題だけでなく、【230】の(4),(5)のような計算問題も押さえておきましょう。

 以前当ブログの記事で、糖類の問題を取り上げて解説した記事があります。
標準的な良問でしたのでご参考までに。→ 標準問題集File.3


②アミノ酸・たんぱく質についての問題は
 【227】→【231】→【232】→【233】

 【227】は知識の確認の問題です。【231】、【232】はペプチドを切断して定性する問題、【233】は電離平衡と絡めた融合問題です。難関を目指すなら【233】は完答したいところです。

 アミノ酸の電離の問題は、当ブログでも以前取り上げました。
自習したい方のために改めて紹介しておきます。→ 標準問題集File.1


③ 日用品は細かく分類されます。

(1) 繊維
 【234】→【235】→【236】→【262】

(2) 染料
 【237】

(3) 樹脂
 【239】→【243】→【244】

(4) ゴム
 【240】

(5) セラミックス
 【241】
  ※この分野は正確には無機化学に分類されますが、高分子化合物ということでここで取り上げました。

(6) 石鹸、洗剤
 【225】(化学Ⅰ)→【229】(化学Ⅰ)→【238】→【242】

 高級脂肪酸のアルカリ金属塩が石鹸なので、化学Ⅰの脂肪酸の内容とまとめて押さえておきましょう。

(7) 医薬品
 【252】

(8) 肥料
 【253】


④ 生化学は生物と丸かぶりの出題も多いです。

(1) リン脂質
 【247】

(2) 核酸(DNA,RNA)
 【248】→【254】

(3) 代謝(ATP,アルコール発酵、呼吸)
 【250】→【251】

 難しいレベルでは、【251】に見られるように、熱化学方程式と絡めての出題が予想されます。

(4) 酵素
 【249】→【255】

【255】は難関大でよく見かけるミカエリス-メンテン機構の話。反応速度論と絡めて出題できるので出題者に好まれます。ミカエリス-メンテン式についての説明はこちらが参考になるかと思います。
→ http://kusuri-jouhou.com/physics/michaelis.html


 この辺は知識事項が多い範囲です。この範囲の勉強を後回しにすると、私立大受験の場合、二次の試験日程がセンター試験直後だったりすると、勉強が間に合わない可能性があります。計画を立てて、できるだけ早い段階で一周しておくように心がけましょう。

 次回は、第20章についてお話しようと思います。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.24 化学Ⅱの有機化学 (前半)
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読者の皆様、お久しぶりです。長い間更新をストップしておりましたが、その間も定期的に当ブログを訪れて下さる方がいらっしゃいました。多忙な身ではありますが、これからも更新は続けていくつもりです。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

 前回は化学Ⅱの無機分野についてお話しました。

今回は 化学Ⅱの有機の分野 についてです。


 化学Ⅱの有機はいわゆる高分子(polymer)についての内容です。

主なテーマを列挙してみると

 ① 糖類

 ② アミノ酸、たんぱく質

 ③ 日用品
  (1) 繊維
  (2) 染料
  (3) 樹脂
  (4) ゴム
  (5) セラミックス
  (6) 石鹸、洗剤
  (7) 医薬品
  (8) 肥料

 ④ 生化学
  (1) リン脂質(生体膜を構成する分子)
  (2) 核酸(DNA,RNA)
  (3) 代謝(ATP,アルコール発酵、呼吸)
  (4) 酵素

という具合になります。

 化学Ⅱの有機は暗記事項ということで済ませてしまうことが多いため、2次試験では出題されない大学もあります。過去問を見て傾向を調べて、勉強の必要があるか確認しておいて下さい。

 特に出題の比重が大きいのは、① 糖類、② アミノ酸・たんぱく質④(2)核酸、(3)代謝、(4)酵素ですね。特に④の生化学は生命に関する化学で、特に難関大・医歯薬で近年出題率が上がってきているようです。


 テーマごとに概略を説明してまいりましょう。

 ① 糖類は、構造式を見せてどんな糖であるか、性質がどうであるか問われるので、六員環の構造式(いわゆるHaworth投影式)を見て名称や性質(還元性の有無など)を言えないといけません。難関大になると鎖状構造のFishcer投影式を見せてくる場合もあります。他には、多糖類を加水分解して生成してくる単糖類の量や種類などを聞く問題もあります。

 ② アミノ酸、たんぱく質は、双性イオンになるという性質から、それを利用した電気泳動や電離平衡と絡めて出題されることが多いです。他にはポリペプチドを切断してアミノ酸を定性する問題もあります。また、重問には載っていませんが、緩衝液にアミノ酸を溶解させてイオン交換樹脂に吸着させるクロマトグラフィーの問題も、国公立の理系レベルでは出題されます。

 ③ 日用品の分野については、深い内容までの出題はあまり見られず、知識事項の穴埋め問題が出来るようになっておけば十分であることがほとんどです。ただし、理系の学部だと専門的な内容を突っ込んでくる可能性もあるため、必要があるようでしたら図録などを使ってしっかり勉強しておくこと。

 ④ 生化学の分野は生物とも関連してくる内容で、生物選択者はこの分野では有利でしょう。やはり医歯薬系の学部を目指すならば、この内容の勉強は必要になってくるでしょう。ただ知識事項を穴埋めできるだけでなく、構造式を見て性質が言えることが必要です。他の分野との兼ね合いについては、核酸のリボース部分は五炭糖なので糖類と核酸が絡めて出題が予想されるし、酵素は本体がタンパク質であることとの融合や、酵素反応と反応速度(ミカエリス-メンテン機構)が絡めて出題されたりします。


 今回の説明は以上とします。

次回は、具体的に重問の問題番号を分類してまいろうと思います。
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