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重要問題集の歩き方 '2013 vol.15 第3章(Ⅱ)前編
「重要問題集の歩き方」では、実戦 化学I・II重要問題集 2013年効果的な使い方について解説しています。

 目指せ、重問マスター!!

実戦 化学I・II重要問題集 2013年実戦 化学I・II重要問題集 2013年
(2012/11)
不明
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 前回のおさらいですが、重要問題集の化学Ⅱの範囲を含む内容について大まかに説明しました。

今回は第3章の化学Ⅱの範囲の問題の解き方についてお話しようと思います。


 この章で扱われる内容は、化学結合に関することですね。

押さえるべきテーマは2つ。

 ①電子と結合、極性について

 ②結晶格子


①の「電子と結合、極性について」ですが、このテーマでチェックしておきたいのは3点。

 (1)結合の正体は電子対:であること。

化学Ⅰまで結合は、たとえば炭素間結合だとC-Cのように線で表してきました。それが、C:C電子式で表せるようになります。このように結合の正体が暴けたことで、物質の性質の違いが電子によって議論できるようになります

電子式をテーマにした問題が、
 【35】→【37】
です。


 (2)電子対:が偏って存在するから極性が生まれること。

 まず、覚えておかないといけないのが原子の電気陰性度です。これは原子が電子を引っ張る強さの値でした。
たとえば、C:Cでは結合している両原子の電気陰性度に差がないので、電子対:は両原子から等距離に存在しています。つまり偏っていないから無極性結合
しかし、O:Hだと結合原子間の電気陰性度の差がかなり大きく、電子対:が電気陰性度の強いOに引き寄せられて存在しています(イメージではO: Hのような感じ)。つまり偏りがあるから極性結合。そして電子対に近い原子が、電子e-の影響を受けて負に帯電します
この極性が大きくなればなるほど、結合の性質がイオン結合に近づきます極性がないほど、結合の性質は共有結合の性質に近い
 化学Ⅰでは、「金属原子と非金属原子がイオン結合する」と習います。しかしその本質とは、「電気陰性度の低い金属原子と高い非金属原子が結合するので、電荷が偏ってイオンとなる」わけです(Na+Cl-のように)。金属かどうかではなく、電気陰性度が高いか低いかで結合を判断するのです。

その話が
 【36】→【38】→【44】
で出題されています。

また、イオン結合に近い極性結合に水素結合があります。この水素結合により、物質に様々な性質が生まれ、また水自体も身近な存在なので、記述問題を含めよく出題のネタになります。
 【40】→【46】
が水素結合の話です。


 (3)分子の形は電子対の反発によって生じること。

これについては
 【47】
が良い問題です。この問題の理論が理解できれば、分子の形や極性を丸暗記する必要はなくなります。学問では"VSEPR理論"と呼ばれる、れっきとした分子の形を予測する理論です。

この【47】を解いたうえで、
 【39】
を見てみましょう。もし、【47】が理解できなかった人は知識として覚えてしまいましょう。


 以上が、テーマ①電子と結合、極性についての問題についてでした。

テーマ②結晶格子については、次回の後編でお話しようと思います。
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ようやく私用が片付いたので、明日から連載を再開しようと思います!

今後も皆様に役立つ情報をどんどん提供してまいりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
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重要問題集の歩き方 '2013 vol.14 化学Ⅱ範囲の導入
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 今回からは化学Ⅱの範囲についてお話ししようと思います。

化学Ⅰのように化学Ⅱの範囲を、分野(理論、無機、有機)別に分けて主要なテーマを挙げると以下のようになります。


 ~ 理論化学 ~

①電子と結合 → 第3章

②物質の状態 → 第4章
  気体    → 第5章
  液体、溶液 → 第6章

③反応速度論 → 第8章

④化学平衡論 → 第8章など


 ~ 無機化学 ~

①錯体 → 第13章


 ~ 有機化学 ~

①糖類 → 第17章

②タンパク質、アミノ酸 → 第17章

③高分子化合物
 生活に関連するもの → 第18章
 生命に関連するもの → 第19章


二次試験で出題の特に比重が大きいのは、気体、化学平衡、糖類、タンパク質です。

「化学平衡」は重問でいうと第8章が該当していますが、酸塩基や溶解度積など他の章で融合して取り上げられている場合もあります。もちろん、二次試験では他分野との融合問題の出題が大いに予想されます。

化学Ⅱの有機分野は大学によっては出題されない所もあります。暗記事項の面もあるので、学習は後回しにしても良いでしょう。


 次回からは化学Ⅱの範囲の問題を解く順序についてお話ししていこうと思います。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.13 化学Ⅰまとめ
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 前回までで化学Ⅰの範囲の問題についてどう学習を進めていくかについて全てお話ししました。化学Ⅱの話に入る前に問題を解く順序を一通りまとめておきましょう。

各章の詳しい解説については、それぞれの記事をご参照下さい。


 ~ 第1章 ~

【1】→【14】→【2】→【3】

【5】→【6】→【8】→【9】→【10】

【7】→【13】→【15】

【4】→【12】


 ~ 第2章 ~

【18】→【19】→【23】

【22】→【21】→【20】

【16】→【17】→【28】→【27】

【24】→【25】→【31】


 ~ 第3章 ~

【33】→【34】


 ~ 第7章 ~

【89】→【92】

【90】→【91】→【93】→【96】→【97】→【98】


 ~ 第9章 ~

【120】→【121】→【123】→【128】

【126】→【124】→【125】→【127】→【129】→【132】→【133】→【134】


 ~ 第10章 ~

【138】→【139】→【150】

【140】→【147】→【146】

【141】→【142】→【144】→【149】(→【148】)

【145】→【151】→【152】


 ~ 無機化学 ~

①周期表に関連する事項
 第11章

②元素の各論
 【161】、【163】、【166】、【168】、【169】、【170】、【171】

 【173】、【174】、【176】、【177】、【178】、【180】


③気体の製法
 【161】、【165】


④「~~酸」に関する事項
 【162】、【164】


⑤工業化学
 【167】


⑥イオンの系統分離
 第14章


⑦錯体(化学Ⅱ)
 【172】、【174】


 ~ 有機化学 ~

①「有機化合物の分類」
 【188】→【194】→【199】→【193】


②「異性体について」
 【191】(不飽和)→【192】(アルコール)→【225】(油脂)→【229】(油脂)


③「炭化水素(酸素も含む)に関する反応系統」
 【188】→【194】→【199】→【193】


④「芳香族化合物に関する反応系統」
 【190】→【195】→【196】→【197】→【201】→【216】


⑤「有機化合物の分離」
 【198】→【202】


⑥「元素分析」
 【187】→【203】


⑦「構造決定」
 【204】→【205】→・・・


いよいよ次回から化学Ⅱの範囲の解説に入っていきます。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.12 有機化学 第15,16章
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 前回までは第11~14章(無機化学)の問題についてどう学習を進めていくかについてお話ししました。

今回は有機化学の分野である第15、16章をまとめてお話します。

・・・のつもりでしたが、以前の講座で化学Ⅰの有機の問題で話すべきことは大体話してしまったので、申し訳ありませんがそちらの記事をご参照ください。


「重要問題集(数研)の歩き方 '2013 vol.4 有機化学(化学Ⅰ)について」
http://jukenchem.blog.fc2.com/blog-entry-68.html



解くべき問題番号の順のみ示すと、

①「有機化合物の分類」
 【188】→【194】→【199】→【193】


②「異性体について」
 【191】(不飽和)→【192】(アルコール)→【225】(油脂)→【229】(油脂)


③「炭化水素(酸素も含む)に関する反応系統」
 【188】→【194】→【199】→【193】



④「芳香族化合物に関する反応系統」
 【190】→【195】→【196】→【197】→【201】→【216】


⑤「有機化合物の分離」
 【198】→【202】



⑥「元素分析」
 【187】→【203】



⑦「構造決定」
 【204】→【205】→・・・


以上のようになります。⑦のテーマ「構造決定」が二次試験の大きなヤマとなります。

 有機化学の分野も、無機化学と同様に暗記の面が強いですが、反応の理論が分かって問題を考えるととても興味深い分野です。

頑張って勉強していきましょう!
重要問題集の歩き方 '2013 vol.11 無機化学 第11~14章
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 前回までは第10章の問題についてどう学習を進めていくかについてお話ししました。

今回は無機化学の分野である第11~14章をまとめてお話します。


周期表に関連する事項

 これは第11章の話ですね。問題番号順に一通り解きましょう


元素の各論

 元素の性質やその化合物の性質といった周辺の知識事項を問う問題です。
遷移元素は周期表の縦(同族)に性質が似ているので、【160】(ハロゲン)のようにまとめて出題されることが多いです。
典型元素は、元素一つに関してその周辺事項をまとめて出題されることが多いです。

典型元素に関する問題が、
 【161】、【163】、【166】、【168】、【169】、【170】、【171】

遷移金属に関する問題が、
 【173】、【174】、【176】、【177】、【178】、【180】


気体の製法

 気体の生成の方法とその装置、またその性質を問う問題です。

 【161】、【165】


「~~酸」に関する事項

 酸塩基反応で試薬として用いる酸について、製法や性質などより詳しく問う問題です。

 【162】、【164】


工業化学

 これはいわゆる、「アンモニアソーダ法」「オストワルト法」「接触法」の3つです。歴史的に重要な内容なので教科書で学びますが、知識としては大型の事項なので整理しておきましょう。

 【167】



イオンの系統分離

 溶解性・沈殿に関する話題です。完全なる暗記事項なので、出題頻度は低いですが、出題されたら解けなければいけません。整理しておきましょう。
 
 これが第14章の話。


錯体(化学Ⅱ)

 遷移金属が形成する錯イオンについての話題です。他のテーマと融合して出題されることが多いです。たとえば、中心の金属元素をネタに知識を問うたり、「配位結合」と絡めて結合の話題に持っていったり、配位子が結合する反応をネタに計算問題にしてみたり・・
 この分野の問題は重問だけでは内容が薄いように感じます。

 【172】、【174】


第14章の後半B問題にある溶解度積の問題は化学Ⅱの化学平衡論の話題なので、理論化学の問題と言えます。重問にもあるように、無機分野と融合して出題されるのですね。


 以上が重問の無機分野の問題についての解説でしたが、
正直に申しますと重問だけでは無機化学の知識を全て網羅できているとは言い難いです。問題はあくまでも知識の確認、細かい内容は化学図録や参考書で各自まとめておきましょう。


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重要問題集の歩き方 '2013 vol.10 第10章の進め方
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 前回までは第9章の問題についてどう学習を進めていくかについてお話ししました。

今回は第10章 酸化・還元と電池・電気分解についてお話します。


 化学史でいうと、酸化還元反応の歴史の幕開けは18世紀に発表された「ボルタの電池」でした。

更に1806年に発表されたデービーの電気分解によって電気化学が提唱され、研究が進められました。

そして電子の授受という理論で体系化されたのが酸化還元反応です。余談ですが、酸化還元反応における「酸化数」が体系化されたのは1938年のことです。ごく最近の話なんですね。


 では、問題を解く順序について説明してまいりましょう。

まずは酸化還元の基礎事項を押さえているか確認するために、

 【138】→【139】→【150】

の順序で解きましょう。

【150】は京大の問題ですが、基礎的な事項を取り扱っています。大学名に臆せずによく読んで解きましょう。


次に酸化還元反応の応用として、酸化還元滴定の問題を解きましょう。

 【140】→【147】→【146】

センター試験レベルまでなら【140】、【147】ができれば十分でしょう。【146】の「COD測定」は二次試験で出題されるテーマです。

滴定問題を解く際は、半反応式から酸化還元反応を起こせる力がないといけません。反応式が書けるようになってから解くように。反応式が自力で書けない場合は、反応式だけカンニングしてあとは計算問題を解いてみるという手もあります


電池に関する問題は

 【141】→【142】→【144】→【149】(→【148】)

です。

【141】の「金属のイオン化傾向」は金属の酸化力を示したもので、化学業界では「酸化還元電位」と呼ばれるものです。酸化還元電位は水素に対して金属が酸化されるか還元されるかを測定しますが、それが【148】の問題。【148】を解くのは余力のある人だけで良いかと思います

センター試験まで化学が必要な人は、とりあえず【144】まで解いておきましょう

【149】の燃料電池は二次試験では頻出のテーマです。押さえておきましょう。


電気分解に関する問題は

 【145】→【151】→【152】

ですね。二次試験まで化学が必要な人は一通り解いておき、センター試験レベルまでの人は【145】を押さえておきましょう


 以上が第10章を解く順序でした。この分野は習得にかなり苦労が必要ですが、一つ一つしっかり押さえていきましょう。


 今回までで化学Ⅰの理論化学は一通り終了となります。

次回は無機化学の分野の問題についてお話しようと思います。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.9 第9章の進め方
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 前回までは第7章の問題についてどう学習を進めていくかについてお話ししました。

 今回は、第8章は化学Ⅱの範囲なので飛ばして
第9章 酸と塩基の反応についてお話しします。


 化学Ⅰの酸塩基反応の問題を解くためには、

①酸塩基反応に関わる物質が分かること

②酸塩基反応の仕組みが理解できること

③酸塩基反応を応用した中和滴定の仕組みが理解できていること


が必要です。


 ※化学Ⅱでは、弱酸・弱塩基の電離度を考慮した化学平衡論が主になり、二次試験では必ずと言ってよいほど出題されます。


まず、酸塩基の基礎事項の確認として、

 【120】→【121】→【123】→【128】

の4問が酸塩基反応を理解する上で必須です。


あとの問題は中和滴定に関する問題です。

  【126】→【124】→【125】→【127】→【129】→【132】→【133】→【134】

【124】・【126】が滴定実験の様子をグラフで追う問題、【129】が"混合溶液の滴定問題"、【134】が"二段滴定"の問題です。重要なので解いておきましょう。

滴定の問題が苦手な人は【125】と【127】をしっかりやりましょう。センター試験ではこのレベルまで押さえておけば大丈夫です。

 以上で第9章の化学Ⅰの酸塩基の問題は終わりです。化学Ⅱの範囲については、改めて解説します。

次回は第10章へ進みます。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.8 第7章の進め方
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 前回までは第3章の問題についてどう学習を進めていくかについてお話ししました。

 今回は、化学Ⅱの範囲である4~6章は飛ばして第7章 反応熱と熱化学方程式についてお話しします。


 この分野は正式には「熱化学」と呼ばれます。熱化学の名称に入っている「熱」は、熱いor冷たいという温度の感覚ではなく、「エネルギー」というニュアンスが含まれています

つまり、第7章の熱化学は「エネルギー」に関する分野なのです。

※エネルギーの概念は物理で詳しく習いますが、運動エネルギー・電気エネルギーなど色々な形態があります。熱いor冷たいという温度の感覚はエネルギーを「熱エネルギー」の形態で感じているのです。熱化学の「熱」はエネルギー全般を指しますが、主に扱うのは化学エネルギーです。


 熱化学で必要な力は、

①熱化学方程式が書けること

②熱化学方程式をエネルギー図に直せること


です。


①熱化学方程式を書くためには、反応熱の定義を理解していないといけません。それを確認できるのが以下の2問です。

 【89】→【92】

たとえば【92】の(1)「ベンゼンの燃焼熱は3286kJ/molである」という文がありますが、ここから熱化学方程式を起こせなければいけません。その前に、まず燃焼反応の反応式が書けないといけませんね。ベンゼンC6H6を酸素O2がC原子とH原子を酸化して、CはCO2に、HはH2Oになるので・・・と。熱化学方程式は着目する分子を1[mol]とするので、ここではベンゼンの係数を1にした反応式を書きます。それに燃焼熱の数値である3286kJ/molを付け加えて、更に→を=に直して、解答にある通りの方程式が完成します

「燃焼熱」以外にも【89】で示されているように、様々な反応熱があります。各々の定義を把握しておきましょう。


あとは化学Ⅱの範囲である「結合エネルギー」や「格子エネルギー」の問題を飛ばしながら、数字の若い順に問題を解いていけばよいでしょう。

 【90】→【91】→【93】→【96】→【97】→【98】

大体の問題の難易度としては、二次試験の標準レベルが【97】化学Ⅰの知識のみで難易度をかなり上げた問題が【98】です。この2問がスラスラ解けるようなら、この分野は苦労しないと思われます。


 以上が化学Ⅰの範囲で解ける熱化学の問題でした。センター試験までなら【97】を完答できる力があれば十分でしょう

 次回についてですが、8章は化学Ⅱの範囲なので飛ばして、第9章について解説しようと思います。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.7 第3章の進め方
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 前回までは第2章【16】~【32】までの問題についてどう学習を進めていくかについてお話ししました。

 今回は第3章 化学結合と物質の構造・性質についてお話しします。


 第3章のほとんどは化学Ⅱの範囲です。これは化学Ⅰで結合について触りだけ学んで、化学Ⅱで本格的に、結合の正体が共有電子対であること、電子式の書き方、原子によりどのような結晶構造で結合しているか(結晶格子)を学びます。

ですので、センターでも結合に関する内容はチラッとだけしか出題されません。

化学Ⅰの範囲で解けるのが以下の問題ですね。

 【33】→【34】

化学が苦手で最初から重問を解き始めた人、センター試験までの人はこの2問だけ解いておけばとりあえずは良いでしょう。問題を解いた後は教科書の内容を復習しておくこと。


二次試験で化学が必要な人、より深く学びたい人は化学Ⅱの範囲まで理解している必要があります。

Ⅱの範囲の問題の解き方については、また改めて詳しい記事を書きます

触りだけ話すと、【35】【47】が本質を突いた問題だと思います。電子式から分子の形を予想できるのです。分子の形は、化学Ⅰまでの内容では具体例を丸暗記(例えば、「二酸化炭素は直線形」)ですが、化学Ⅱまで学べば理論的に考えることが出来るのです。

興味のある方は上記の2問にチャレンジしてみましょう!


 今回は第3章の問題についてお話ししました。次回は化学Ⅱの範囲である第4~6章は飛ばして、7章についてお話ししようと思います。
重要問題集の歩き方 '2013 vol.6 第2章の進め方
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 前回までは第1章【1】~【15】までの問題についてどう学習を進めていくかについてお話ししました。

 今回は第2章 化学量と化学反応式についてお話しします。

この章のテーマは物質量(mol)の計算に尽きます。
教科書などで単位[mol]の意味を理解していないと問題に当たっても意味がありません

※単位の換算が苦手な方は、以前当ブログの講座で単位について書いた記事がありますので、参考にして頂けると幸いです。


 問題を解く順番についてですが、いくつかのまとまりに分けて解いてまいりましょう。

まず、基礎力([mol]の概念)の確認として、

 【18】→【19】→【23】

以上の3問がスラスラ解ければ[mol]の定義についての理解は十分でしょう。


次に、mol計算の実践として、

 【22】→【21】→【20】

これらはセンター試験レベルを意識した編集者側の選問でしょう。[22]は平成24年のセンター本試の第1問の問3とほぼ同じですね。


それらが終われば、同位体と原子量の関係についての問題を一通り流しましょう。

 【16】→【17】→【28】→【27】

原子量は12Cを基準に定められていますが、同位体の存在により厳密には整数値になりません(問題の条件に与えられる際は、計算を楽にするために整数値であることが多いですが)。では実際に同位体の存在を考慮して計算してみようというのが上記の問題です。


最後に、燃焼反応の量的関係の計算を一通り行えば、この章は十分でしょう。

 【24】→【25】→【31】

上記の問題を解く際は、燃焼の反応式が書けることが前提です。燃焼反応は、簡単な酸化反応として中学校で習いますね、自信のない方は復習しておきましょう。反応式が書ければ、あとは係数を見て量関係を追うだけです。

あと上記に挙げていない問題として、【29】、【30】、【32】があります。

【30】理論化学の問題集には必ずと言って良いほど取り上げられている問題です。現在ではあまりに有名になってしまったため、実際に試験で出題されるかというと怪しいと言えなくもないですが、単位換算の良い練習になります。初見で解くのは難しいかもしれませんが、しっかり現象を追って単位換算の式を立てましょう。

【29】、【32】は現時点では結構難しいので、解くのは先送りにしても構わないでしょう。自信のある方は解いてみましょう。


 今回は第2章【16】~【32】のmol計算の問題の解いていく順序についてお話ししました。次回は第3章についてお話ししようと思います。
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