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大学入試で化学が必要な受験生のためのブログです!入試問題の解説や受験テクニックについての記事を書いています。内容についてのご質問・ご指摘等あればいつでもお待ちしております。
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有機(化学Ⅱ)分野の入試問題コレクション '2013
 化学Ⅱの有機分野で、実際に入試で出題された問題を集めてみました

実際の入試問題なので、市販の問題集とは違って計算問題や他の分野との融合が見られたりします。

化学Ⅱの有機は出題される大学は毎年のように出題されるし、出題されない大学は全く出題されません。というのも、高校の時点でのこの分野は勉強法が限られ、暗記に偏りやすいからです。なので、「知識の有無を問う」という意味では無機分野とあまり大差がありません。なので、大問の1つを隔年で化学Ⅱの有機と無機で使い回す大学もあったりします。

 赤本などで自分の大学の出題傾向を調べ、勉強するかしないか決めて下さい。


今回は問題の紹介だけで、解答・解説については作成する予定はありません。申し訳ありませんが、各自で参考書・化学図録などを用いて調べて下さい。そうすることで知識の定着にもつながります。

 出典の問題は各大学のHPなどで閲覧できます。


「繊維」
・香川大H24[5]

・信州大H24後[4]
※良問。

・信州大H22後[4]

・九州工業大H24[4](2)
※合成繊維の基礎的な問題。計算含む。

・岩手大・工学部H24年度「5」
※PETを題材にしたありがちな問題。

「ゴム」
・東京海洋大学H19[5]
※ゴムの知識を問う良問。

・信州大H20後[4]

「核酸」
・信州大H24後[5]
※良問。

「栄養」
・香川大H24[6]

「アミノ酸」
・徳島大H23後薬学部「2」
※平衡も問う良問。

「たんぱく質」
・信州大H22後[5]
・信州大H20後[5]

「医薬品」
・岩手大・工学部H24年度「6」
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無機分野の入試問題コレクション '2013
 無機分野で、実際に入試で出題された問題を集めてみました

実際の入試問題なので、市販の問題集とは違って計算や他の分野との融合が見られたりします。

今回は問題の紹介だけで、解答・解説については作成する予定はありません。申し訳ありませんが、各自で参考書・化学図録などを用いて調べて下さい。そうすることで知識の定着にもつながります。

 出典の問題は各大学のHPなどで閲覧できます。
 

・広島大H17後「3」
※○○酸を題材にした問題。

「塩素の発生」
・岩手大・工学部H22年度「2」
※塩素に関する知識の確認に良い問題。

「アルカリ土類金属」
・広島大化学科H22後「1」

「窒素」
・信州大・化学科H21前[1](2)

「ハロゲン」
・香川大H24[3]
※気体との融合問題。

・徳島大H24「1」1,2

「アルミニウム」
・佐賀大H24[2]
・信州大H24後[1]
・広島大H18前「1」
・岩手大・工学部H23年度「2」

「Ca」
・徳島大H23前「3」

「遷移元素」
・信州大・化学科H24前[2]
※問題の作り方が面白い。

「硫酸銅・水和物」
・電気通信大・H20後[4]

「その他」
・信州大H21後[1]
※標準的な総合問題。

・信州大・化学科H22前[2]
※珍しい無機に関する応用問題。
二次試験対策としての化学Ⅰ vol.3
 受験生の皆さん、お疲れ様です。いよいよ明日から週も明け、二次出願について動き始めるころですね。今日はとある書店へ行ってきたのですが、赤本を手に出願する大学を練っている受験生の方々を多く見かけました。その努力が幸運を呼び寄せるのです。

 さて、化学Ⅰの二次試験対策の無機分野、有機分野について語ったので、理論分野についてお話します。

 理論分野の最大のヤマ場は滴定実験です。中和滴定、酸化還元滴定の2つがありますが、それぞれ酸塩基反応・酸化還元反応を利用して、既知の濃度の試薬を用いて対象物質の未知の濃度を求める問題です。簡単にいうと、その物がどれくらいの濃度か試薬を使って調べようというのです。

 これは裏事情的な話になるのですが、滴定に使われる試薬というのは、実は決まっています。問題集をたくさん解いている方は気付いているかもしれませんが、よく出題される試薬というのがあるのです。これは何故かというと、滴定法というのは厳密に決まっているからです。どんな濃度の試薬をどのように使うかまで、細かに定められています。
 たとえば、薬剤師の法律である日本薬局方には、医薬品の滴定(定量法)が定められています。その定められた試薬は"標準品"と呼ばれ、それを使わない滴定は邪道なのです。法的に根拠を持たないわけですから。(詳しくは大学に入ってから「分析化学」という科目で習って下さい。)
 だから基本的に出題される試薬は、その法律で定められている試薬の中から高校生にも分かるものが選ばれることが多いのです。適当に選んでいるわけではないのです。だからこそ、出題に偏りがあり、そういうものを二次本番前に解いておけば対策につながるのです。一つの例が、過マンガン酸カリウムに対するシュウ酸イオンの酸化還元反応。これは法律で定められているわけではありませんが、大学の教科書に出てきます。もちろん、高校でも習う範囲ですので出題されます。他にはCOD滴定などは水質調査で行われており、有名です。
 他には、伝統のある滴定法の試薬もよく出題されます。例えば、モール(Mohr)法、ボルハルト(Volhard)法、ウィンクラー(Winkler)法など。これも「分析化学」の教科書に載っています。出題者は大学の人間なので、そういう所から取材するのです。

 間違っても、今から大学の教科書を買って読もうなどとは思わないで下さい。とても時間が足りません。実験操作の意味、やろうとしている意図が分かれば応用が利きます

 問題の解法の流れを覚えるのでなく、どの物質とどの物質を反応させて量を合わせているのかを追うことが滴定問題を攻略するポイントとなります。
二次試験対策としての化学Ⅰ vol.2
 受験生の皆さんお疲れ様です。

 今日は二次試験における有機化学の出題・勉強法についてお話していこうと思います。

有機化学の問題には定番のパターンがあります。

 ①構造決定
 ②反応系統図
 ③有機化合物の分離


①構造決定とは、有機化合物分子の構造を決定する問題です。これには流れがあります。
 たとえば、ある反応をさせたら有機化合物Aが得られました。このAの構造を求めるには、
  (1)元素分析をして、CHOの組成から分子式を求める。
  (2)定性分析をして、分子式から原子がどのような形で結合しているか構造を調べる。
 という流れです。これは実際の有機化学の研究でも行われている流れ(使われる装置は違うが)なので、問題としてもよく問われるのです。

(1)元素分析では、実験装置によって有機化合物を燃やし、そこから出てくるCO2とH2Oの量から化合物の組成が求まるのですね。この実験操作は頻出で、問われ方にはいくつかパターンがあります(やってることはすべて同じ原理です)。自信のない方は問題集で演習しておきましょう。

(2)定性分析(官能基分析)は、有機化合物に存在する官能基の性質を利用して構造を決定していく手法です。通常教科書などでは、「アルケンは水素を付加させればアルカンになる」というように習いますが、定性分析はこの逆の流れ。すなわち「有機化合物Aは水素を付加させたら飽和炭化水素になった」という結果が問題文に与えられていて、「じゃあ、Aは不飽和炭化水素(アルケンorアルキン)なんだ」と分かるわけです。このようにいくつかの分析結果から官能基が分かり、最終的に構造が分かるのですね。言ってみれば官能基性分析はジグソーパズルのような感覚です。

 ②反応系統図というのは、例えばこのようなもの。どの化合物から出発して、どういう反応をすればどういう化合物になっていくかが一目でわかる図になっています。反応系統図は便利ですが、最初からこの図を見て暗記するのは危険です。一つ一つの反応の理論や反応式が分かっているかどうか確認しておきましょう

 ③有機化合物の分離では、2つ以上の有機化合物が混在する中から、各々の性質(酸性塩基性や沸点)の違いなどを利用して1つの有機化合物を分離(単離)する問題です。よく問題集に載っているのが「アニリン、安息香酸、トルエンを分液する」問題。これはそれぞれの塩基性、酸性、中性を利用して分ける操作です。どこでどの化合物が単離されるか、単離のためにどういう操作を加えるかを押さえておきましょう。


 以上の3つのパターン、特に①構造決定の問題が二次試験では必出と言っても過言ではないので、必ず出来るようになっておきましょう!
二次試験対策としての化学Ⅰ vol.1
 受験生の皆さんお疲れ様です。勉強ははかどっていますか?

既に提出されたと思いますが、センターリサーチの結果は来週あたり出されると思います。集計されたリサーチ結果を元に出願校を決定することになります。それまではセンター試験偏重の勉強のリハビリ期間と言えますね。


 さて、二日に渡って化学Ⅱの勉強法についてお話しましたが、化学Ⅰの範囲がどのように二次試験で問われるかをお話します。もちろん、センター試験より突っ込んだ内容や計算が出題されます。また、単発の問題でなく分野をまたいだ融合問題を解くことも必須になってきます。

以前は平衡論と反応理論の融合問題が多く出題されるとお話しましたが、今日はその他の分野の融合や化学Ⅰについての進んだ内容について。


 ご存知の通り、化学Ⅰは理論、無機、有機の3分野に分かれています。

そのうち、無機分野は完全に暗記です。つまり知らなければ答えられない。逆に言えば覚えれば誰でも答えられる。こういう暗記でどうにかなる問題を大学入試の二次試験という場で多く出すのは、ぶっちゃけあまりよろしくないのです。考える力のある学生の選抜につながらないですからね。でも少しは出す。だから融合問題の一部として、無機分野の小問が出されるのです。

問題集を見ると大問として無機が扱われているように見えますが、これは勉強しやすいように本番の問題から抜粋、改題しているためです。大問で無機のみが問われることは少ないと言えます。志望する大学の赤本を見て、過去に無機化学がどのように出題されているか分析してみて下さい。

無機分野と融合させやすいのは、酸化還元反応です。ここには金属元素などの入った無機化合物がたくさん登場します。酸化還元の反応式を見せておいて、「ではこの反応の試薬である金属の性質について・・・」と理論の話から無機の話に振るのはよくある手です。もちろん中和反応でもその手は使えます。たとえば、中和の反応式で塩酸HClを出しておいて「他の強酸として硫酸H2SO4や硝酸HNO3があげられるが・・・」とかね。

さて、そんな無機分野の勉強法ですが、入試問題集を1冊、余裕があれば無機専門の問題集をもう1冊覚えてしまえばそれでよいです。予備校に通われてる方は、お持ちのテキストの無機分野の部分を完璧に答えられるようにして下さい。

もし二次本番で、問題集に出ていない知識が出たらどうするの!?って不安なアナタ。大丈夫です。そんな細かい知識を問う問題は他の受験生も答えられていませんから。

大学受験の勉強法というのは、一定のパターンがあります。それが問題集を解くということ。皆そうやっているから、問題集に載っていない細かい知識事項は大半の受験生が答えられないのです。

たとえば、市販のどの問題集にも載っていない、化学図録の隅に小さな字でチョコっと書いてある知識を問うたとしましょう。それを答えられるのは、一部の化学マニアか、事前にそこを見ていて偶然出題されたかのどちらかです。普通は答えられません。その問題では多くの受験生の間で差がつきにくい。だからそういうマニアックな問題は悪問と呼ばれます。もし本番で出題されても「どうせ皆答えられてないんだ」と思えば、メンタル的にも良いのです。相手にする必要はありません。「赤信号皆で渡れば怖くない」とはよく言ったものです。


 さて、今日は無機と理論の融合のさせ方、無機の勉強法についてお話しました。あくまでも今日お話しした内容は受験テクニックですので、更に高得点を目指したい方は図録などを使って知識を増やされることをオススメします。その場合どの程度まで知識を増やすかは、完全に個人の裁量によります。一定の域を越すと1点上げるのに必要な努力の量が格段に増えます。勉強できる時間は限られていますので、努力が得点に結びつきやすい分野に優先して力を注ぐようにしましょう!

 明日は有機の勉強法などについてお話しようと思います。
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