大学入試・受験化学の勉強を応援してます。ブログ
大学入試で化学が必要な受験生のためのブログです!入試問題の解説や受験テクニックについての記事を書いています。内容についてのご質問・ご指摘等あればいつでもお待ちしております。
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駆け込み寺、開催します。
 受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。

まだ問題は見ていないのですが、今年は数学2Bで泣いた受験生が多かったようですね。理科も新課程になって大変だったと思います。


 さて、もう昨日の話になりますが、過去記事を読んでくれた受験生の方から勉強法について連絡を頂きました。毎年この時期になると、数は少ないですが受験生の方から相談を頂きます。

本当は、今までお世話になってきた身近な先生にアドバイスを求めるのが筋ですが、なかなかそうもいかない状況の方もいらっしゃるでしょう。(かくいう僕も、かつてはそんな一人でした。)

なので今年は、大々的に勉強法についての質問を受け付けようと思います

相談したいことがある方は、この記事にコメント頂くか、アドレスの方までメールをください。遅くなるかもしれませんが、何らかの返事はいたします。
 mail: examaster.tkあっとgmail.com (「あっと」は@に変えて下さい)


 質問を受けるにあたって、ルールを決めておきましょう

①質問内容は、勉強法についてのみ。
問題の解法についての質問は受け付けません。(「この問題の解き方が分からないの教えて下さい」はナシで。)

②試験本番まで1週間を切っている場合は、お答えしません。
計画を立てて実行するには、ある程度の期間が必要です。残り時間が少ない場合はお断りさせて頂きます。

③質問は、具体的に。
曖昧な質問には、曖昧な返答しかできません。現・浪、志望校、本番で何点を目指したいか、センター試験の成績、今までの模試の成績、得意・不得意な分野、他の教科との兼ね合いくらいは教えて頂かないと現実的な計画の立てようがありません。ご協力願います。


 質問を受けるこちらとしても、最後まで誠意をもってお答えしようと思います。最後まで頑張って走り切りましょう!
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センター試験対策の追い込みのコツ
 今日は、残された時間でできるセンター試験の勉強法についてお話ししようと思います。

まずは僕自身の体験談から。僕は私立の高校と某大手予備校に通っていましたが、この時期は学校でも 予備校でも センター試験 の過去問や 模試の過去問、 あるいは過去のセンター試験予想パックの問題が配られて、演習しては答え合わせをして間違ったところを解答を読む という作業の繰り返しでした。化学に限らず、他の教科でもそんなことの繰り返し。

「センター試験は設問が特殊だから慣れも必要」というのは分かりますが、そうして演習を繰り返して点が上がる人はごくわずかでしょう

解いては穴が見つかり、その穴を埋めて次に挑戦するも、また穴が見つかったり。穴を埋めたと思っていると、また穴が開いていたり。結局「3歩進んで2歩下がる」を繰り返すだけなんです、大半の受験生は。

でも、あまり身になっていないような気がしていても、不安の中それを繰り返すしか出来ないんですね。


 僕もそんな哀れな受験生の一人でした。


 教える側からすれば、演習形式の集団指導ほど楽なものはありません。基礎はあることが前提だから、ただ演習させて答え合わせさせていればいい。単元ごとに問題を選んでやる必要もないし、解答解説もコピーして配ればわざわざ喉を枯らせて声を出す必要すらない。素晴らしい、楽チンです。生徒が忙しいときほど教師は楽というのが、教育現場のアンビバレントの1つでしょう。

もちろん、その方法は間違ってはいません。基礎は今までの授業で固まっているはずなんだから、あとは演習して慣れるしかない。

でも、フタを開けてみると苦手な教科は基礎がまだ不完全。「ってか基礎ってどこからどこまで?」と悩んでいる生徒までいる始末。

もちろん、ちゃんと伸びてきている生徒もいるから、その生徒は訓練を積めば積むほどいいが、そんな生徒は教室の中で3割いるかいないかぐらいじゃないでしょうか。

 教える側としても、バラバラのレベルが混在してなおかつ不得意分野もバラバラなクラスは教えようがない。個別に質問対応するにも限度があるでしょう。

結局、根本的解決など望めるはずもなく、ひたすら詰め込もうとして身にならない。だから余計に不安が積もり、体調を崩す子まで出てくる始末。

そんな形骸化して中身のない学習をこの時期に繰り返すのは、本番において敗北を決定付ける一因になりえます。(もともとは計画的に勉強できなかった自分の責任ですよ)


 さて、お説教はこれくらいにして、ではその負のスパイラルから抜け出すにはどうすればいいか?についてお話しましょう。

まずは、既存の路線や周囲の悪い流れからキッパリ外れる決意をすることです。演習を繰り返しているのに伸びていない実感がある人は、思い切りを良く。惰性で解いても無駄です。

 でも、授業中など強制的に演習しないといけないときはどうするか?

そういうときは、満点を目指すのでなく、単元別に細分化して自分で目標設定をして臨みましょう

たとえば、有機分野で足りていない知識を事前に勉強して臨み、それをクリアすればOKとする‥などです。

テニスなどの個人スポーツをやっている人なら分かるでしょうが、1つの練習試合を終えて次回きっちり修正できるポイントはせいぜい3つくらいでしょう。本番まで時間がなくてもそれを積み重ねていくしかないんです。

 なかにはこう思っている人もいるかもしれない。「模試の問題や過去問の良問を解いておけば、本番で似たような問題が出て解けるかもしれない」と。

でも結局、詰め込んだ内容ってきっちり理解できてないと、本番で類題と出会っても「あ、これ見たことある!でも、どうやるんだっけ…」というパターンに終わるだけなんです。一回解説を読んでインプットして分かった気になっても、自分でアウトプットできるようになっておかないといくらやっても意味がないんですよ。

実はかくいう僕も、二次試験本番でヤマを当てたことがあります。英語の試験で、事前に読んでいた英単語がそのまんま出たので、文の和訳が簡単に分かったことがあります。でも、それは単語ですからね。知識があるかないかだけの勝負だから、話は簡単。化学はなかなかそうは行かないでしょう。

そもそも予想問題が当たって解けるというのは、勉強をきっちり積み重ねてきた人に与えられるご褒美です。最初からヤマを狙っていくのは勝つ望みの薄いギャンブルに過ぎません。


 今までの話をまとめると、とにかく焦って問題ばかり解かないこと。定着のための作業を自分ですることが大事です。

理想は、今まで作ってきた「まとめノート」や授業中に書いたまとめを整理し、そこに演習で出会った細かい事項を書き加えていく

でも、化学が苦手な人は自分でまとめノートを作ることも出来ていない状況でしょう。それでも、必ず今まで習ったことを自分なりの形で整理すること。

当たり前ですが、特に自分の苦手な部分からやること!人間は不安を感じると、自信を保ちたいために既に得意とすることをなぞってしまいがちです。でも、それはハッキリ無駄です。得意なことは試験直前の休み時間に少し見直したらいい。前日までは少しでも×を○に変える努力を続けて下さい。

これがセンター試験前にできる最後のアドバイスです。裏技テクのような変な方法論や、形だけの自己満学習に惑わされないように、ここが踏ん張り所ですよ!

 それでは良いお年を。
一年はあっという間ですね。
 ご無沙汰しております。受験生の皆さんは、センター試験・私大受験に向けての追い込みで忙しい時期でしょう。

 今年は本業の方が忙しく、また高3生の化学を担当する機会がなかったこともあり、なかなかブログを更新するモチベーションが上がらず、期待して頂いた方々の期待を裏切る形となってしまって申し訳ありませんでしたm(_ _)m

 私事で恐縮ですが、来年度から私立医学部の受験生を専門にした個別指導の塾に勤務させて頂けることになりました(科目は化学ではなく、数学ですが・・)。塾のテキストの改編を依頼されてしまい、そのネタ集めや他の仕事に奔走している今日この頃です。


 今日は、受け持ちではない個別指導の生徒からセンター化学の計算問題の質問がありました。今は高校入試の受け持ちが多いため、センター試験が近付いているという実感がなかなか湧きませんでした。

質問の内容は化学基礎のレベルで、毎年センターに出題されるような単位換算の典型問題でした。が、やはり日頃から公式や解法の暗記に頼るような勉強をしてきた生徒にとっては、いくら演習しても自信が持てないテーマなんだろうな、とよく感じます。

 今年から課程が変わるので、センターの出題の内容に関して詳しいことは言えませんが、旧々課程の化学ⅠB(2005(H18)年以前)の出題が参考になると個人的には考えています。気体や結晶格子などの演習には良いでしょう。

 古いセンター試験の問題は、過去問集や東進のHPで見ることができます。

 年末年始は時間がありそうなので、明日はこの時期のセンター試験に向けた勉強法について自分の経験を交えて書こうと思います。最後の追い込みに追われる受験生が多いですが、そこで陥りがちな罠についてお話するつもりですので、勉強の合間に読んで頂けると幸いです。
高3春から始める受験化学の勉強法 vol.2 「3分野の勉強の順序」
 前回は、化学は理論、無機、有機の3分野に分かれるということをお話ししました。今日はこの3分野を具体的にどのように勉強して行けば良いかについてお話ししましょう。

まず勉強する順序についてですが、理論 → 有機 → 無機の順を推奨しています。これは暗記事項で点が伸びる分野を後回しにする戦略です。

理系科目は定義や理論をもとに「思考力」が必要になります。化学では特に、理論や有機の点を伸ばすには思考力が必要です。この「思考力」というのを伸ばすのはなかなか難しい、特に独学では。これを実現するには早い段階から思考に関する前提知識を整理し、それをもとに考えるという作業を繰り返していかないといけない。そうして経験値を積んでいけば、ある時ふっと開眼するときが来るものです、個人差がありますが。これを理解できないからといって後回しにして、暗記事項ばかり勉強していると、完全に手遅れになってしまう危険が高い。だから、最初は分からなくてもいいので必死に悩んで下さい。

また、暗記した専門的な内容というのは、何度復習しても、研究者のように毎日手に触れていない限り忘れてしまうものなのです。よほど化学が好きでマニアックな人は勉強すればするほど頭に入るでしょうが、化学に苦手意識を持つ人にとっては苦痛でしかない。ここでは「試験で点を取る」目的に絞って勉強法を提案したいので、暗記事項はできるだけ記憶が新鮮な状態で試験に臨むことをお勧めします

ですので、暗記が多い無機化学は勉強の後半に持ってくることにしますこの戦略の欠点は、模試で無機分野の問題が壊滅することです。暗記で済む問題は、逆を返せば暗記していないと点数が取れません。天国か地獄なわけです。ですので、無機の勉強をしていないと無機の問題はほとんど解けない(理論分野を勉強していれば少しは解けますが)。だから、この戦略だと模試の点数はなかなか伸びないでしょう。ですので、模試の点数を取って安心感を得たい方は、無機の勉強は理論や有機と並行しながら毎日コツコツやるようにして下さい。まあこれは個人的な意見ですが、曖昧にしか勉強していない状態で模試を受けたところで、点が出ようが出まいが大して差はないと思いますがね。

化学の勉強法の理想は、毎日実験することです、もちろん計画書や記録を付けること前提で。そうすれば、化合物や器具の名前も覚えられるし、イメージもつく、計算の方法も体が覚える。しかし、それが実現できる環境はかなり特殊で一般向けではない、高校の化学部に入っていたとしても難しいでしょう。ですので、座学でいかに現実の実験をイメージできるようになるかが鍵となります。

 今回はここまでにしましょう。次回は理論化学の勉強法とコツについてお話ししようと思います。
高3春から始める受験化学の勉強法 vol.1 「化学の分野とその内容」
今回は、化学で学ぶ内容について説明しましょう。

新課程からは「化学基礎」・「化学」という単位の呼び名に変わりました。(旧課程では化学Ⅰ・Ⅱでした。)
化学基礎では、原子の構造と反応論(酸塩基・酸化還元)が扱われており、残りは化学での扱いです。
しかし、センター試験はともかく、大学入試では高校でのこうした単位分けは大して関係ありません

というのも、受験化学は3つの分野に大分されます
 ①理論化学
 ②無機化学
 ③有機化学


化学基礎では①の内容がほとんどで、②が少しあり、③はほとんど入っていません

①理論化学とは、反応に関する内容(反応の原理、理論)です。計算問題や実験考察問題が多いです。

②無機化学は、元素やその化合物の性質、周期表についての内容です。ここはほとんど知識の暗記です。

③有機化学は、炭素を含んだ化合物についての分野です。暗記と理論が混ざっています。

大学入試本番(二次試験)ではこの①~③の内容が融合されて、つまり大門1つに①~③の内容が混ぜられて聞かれてくるわけです。ですので、勉強する際は「化学基礎」「化学」で分けるというより、「理論」「無機」「有機」と分けて考えておいた方がよいと思います。

①~③の内容を項目別に挙げてみると、以下のようになります。
(これは人によって分け方に少し違いがあるかもしれません)

 ①理論化学
  (1) 原子量(化学量論)
  (2) 化学の基本法則
  (3) 酸塩基
  (4) 酸化還元
  (5) 電気化学(電池と電気分解)
  (6) 反応速度論
  (7) 化学平衡論
  (8) 相転移(気体、溶液)
  (9) 熱化学

 ②無機化学

  (1) 原子の構造と周期表・結晶格子
  (2) 典型元素
  (3) 遷移元素
  (4) 気体の発生
  (5) 沈殿
  (6) 錯イオン
  (7) 工業化学

 ③有機化学 (ここでは問題のテーマによる分類ではなく、化合物の種類による分類をあげています)
  (1) 脂肪族炭化水素
     Alkane、Alkene、Alkyne、Alchol、Ether、Aldehyde、Ketone、カルボン酸、Ester、Amine

  (2) 芳香族炭化水素
     ベンゼン誘導体、フェノール類、芳香族カルボン酸、芳香族アミン

  (3) 高分子化合物
     糖類、アミノ酸・タンパク質、繊維、樹脂、核酸、肥料

①~③が具体的にどのような内容か分からない人は、市販の問題集を見てみましょう。大体「理論」→「無機」→「有機」の順に問題が分類して掲載されていると思います。

もちろん、各分野同士が融合した内容もあります。(たとえば、「酸塩基平衡」や「溶解度積」など)こういったように、自分が勉強しているのが今どの分野なのか、どの分野が弱いのか大局的に把握しておくことは重要です。

次回は、この3分野を具体的にどのように勉強していくべきかについて書こうと思います。
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